2009年09月23日(水)
秋の新講座案内<教養を深めよう!3>
カテゴリー:新講座情報
現在募集中の講座から、
「魅惑のヨーロッパ鉄道旅行」
「文士と骨董」
「歌舞伎の世界〜芸の伝統」
「仏像の国、ニッポン!〜まだ見ぬ仏像に会いにいこう」をご紹介します。
魅惑のヨーロッパ鉄道旅行
「日本の鉄道ファンの70、80%は日本限定。ヨーロッパ鉄道のファンは少数派なんです」と笑顔で話すのは、日本旅行作家協会理事の野田隆さん。
しかし講演をすると中高年女性が詰め掛けるといいます。
「企画ツアーではもの足りず、個人旅行をしたい人が飛びつくんです」
そこで新講座「魅惑のヨーロッパ鉄道旅行」では、マニアックな趣向に偏らず、時刻表、切符、地図の読み方といった鉄道のノウハウや車内の過ごし方、車窓の風景などについて話をします。
訪れるのは、ドイツ、イタリア、オーストリア、フランス、北欧(デンマークなど)、中欧(チェコなど)。
「日本と違うのは国際列車ですね。国境を越えると町並みが変わります。風景だけでなく、美術館のようなターミナル駅も人々の別れのシーンも絵になるんです」。
毎回、撮影した100枚近くの画像も紹介します。
野田さんは名古屋の旭丘高校から早稲田大学へ進み、同大学大学院を修了。都立高校で英語を教えてきました。
就職5年目の夏休みに、ガイドブック「地球の歩き方」を持って英国のロンドンを起点にドイツやオーストリアを中心に30日間旅をしました。
その体験を同書編集部に投稿するうち原稿依頼を受けるように。1993年、それまで書き溜めた原稿を基に「ヨーロッパ鉄道と音楽の旅」を自費出版し、新聞に取り上げられて注目を集めました。
光文社や角川書店などから出した著書は、すでに12冊に。最新作は今月出版された平凡社新書の「カラー版 一度は乗りたい絶景路線」。野田さんは「のんびりした旅を書いていますが、実際の取材は勤務しながらのタイトなスケジュールなんです」と苦笑していました。
開講日 第4土曜日 13:00〜15:00
受講料 3ヵ月分 6,300円
お問い合わせ・お申し込みは
フリーダイヤル 0120−53−8164
(受付時間10:00〜17:00)
文士と骨董
「文士のやきもの随筆は文学なんです。やきものを通して人生を語っているんですね。やはり文士は読ませる力を持っている。知識だけでは面白味に欠けるんです」
日本陶磁協会主任研究員の森孝一さんはこの春、編著「文士と骨董 やきもの随筆」(講談社文芸文庫)を出しました。志賀直哉、井伏鱒二ら16人の文士の「やきものを通して人生や哲学を語った文章ばかり」を集めました。
骨董に縁がないと思われていた女性や中学生からも感想が送られてくるといいます。
「こんな経験は初めて。つまり文学だからでしょう」
新講座「文士と骨董」は、本に収録した仏文学者で詩人の青柳瑞穂、文芸批評家の小林秀雄、その弟子で随筆家の白洲正子、詩人で評論家の安東次男、小説家の立原正秋の5人を取り上げます。さらに国宝の絵画を所蔵しながらも「そこには知識も言葉もいらない思いがある」と文章を残さなかったノーベル文学賞受賞者の川端康成を加えました。
「青柳は生涯にいくつもの掘り出しをした優れた古美術鑑賞家です。小林は青山二郎の勧めで骨董修業を始め、独自の批評スタイルを確立した。白洲の文章で骨董を楽しむ人が増えたのは事実でしょう。安東は詩人の虚心な目で骨董を見ます。立原は自分の生の原点を探して李朝に出合った。川端はもっとも芸術品に影響を受けた人です」
講座では、やきものを通じて白洲の知遇を得、立原の息子の知人という森さんならではのエピソードも紹介。
森さんは「本を何度も読み直す人が多いようです。講座を通して、やきものの面白さを伝えたいですね」と張り切っています。
開講日 第4金曜日 10:30〜12:00
受講料 6ヵ月分 15,750円
お問い合わせ・お申し込みは
フリーダイヤル 0120−53−8164
(受付時間10:00〜17:00)
歌舞伎の世界〜芸の伝統
「『歌舞伎の世界〜芸の伝統』のテーマは2つあります。第1に現代の舞台の鑑賞。もうひとつは江戸庶民文化へのタイムスリップです。DVDなどの映像資料、江戸時代の番付、台本、筋書き本などに接する時間をたっぷりとってベースの知識を深めていきます」
早稲田大学演劇博物館研究員の深谷大さんが講座の構想を語ります。
カリキュラムには「勧進帳」「菅原伝授手習鑑」「義経千本桜」「廓(くるわ)文章」「曽根崎心中」「封印切」と時代物、世話物の有名作品がずらりと並んでいます。歌舞伎ファンなら、まず押さえておきたい舞台ばかり。
深谷さんには、もうひとつの目論見があります。専門は歌舞伎と浄瑠璃ですが、研究対象は17世紀初頭に始まった歌舞伎から、さらに古い15世紀後半には語られていた浄瑠璃に移っています。
「浄瑠璃は人形、三味線と結び付き、近松門左衛門と竹本義太夫によって人形浄瑠璃文楽の基礎が作られます。現行の歌舞伎作品には人形浄瑠璃種のものが多い。人形浄瑠璃は語り、歌舞伎は役者の芸が中心です。両者を対比しながら、人形芝居から人間の芝居、つまり、なぜ役者の芸を見るようになっていったのかも考えてみたいのです」
早稲田大学から同大学大学院博士課程を修了しました。
東洋唯一の演劇博物館館長を務めた歌舞伎研究の鳥越文蔵さんをはじめ恩師に恵まれ、必然的に芸能研究に向かったといいます。名古屋の中京大学で非常勤講師を務め、浄瑠璃の起源と言われる愛知県岡崎市の浄瑠璃姫伝説にまつわるイベントに一役買うなど、この地方に縁が深い深谷さん。博士論文を基に、初の研究書の出版も準備しています。
開講日 第3木曜日 13:00〜15:00
受講料 6ヵ月分 12,600円
お問い合わせ・お申し込みは
フリーダイヤル 0120−53−8164
(受付時間10:00〜17:00)
<特別講座>
仏像の国、ニッポン!〜まだ見ぬ仏像に会いにいこう
「京都や奈良以外にも日本のありとあらゆる所に仏像がいらっしゃることを伝えたいのです」。
仏像ナビゲーターの仏像ガールさんが、身振り手振りを交えながら表情豊かに話します。
特別講座「仏像の国、ニッポン!〜まだ見ぬ仏像に会いにいこう」を、10月4日午後1時から開きます。
昨年1月から今年にかけて47都道府県の仏像を訪ねていますが「まず、ご近所から始めましょう。愛知県の仏さまにも触れるかも」。仏像を「見る」のではなく「会う」が基本スタンス。見方という知識が心の壁になってしまうからです。
横浜で生まれ育ちました。中学3年のとき、病気で父を亡くし、「死ぬって何と思い、怖くてお寺巡り」を始めたといいます。高校のとき、京都の三十三間堂で千体の観音立像に出会い、自然に涙が流れたそうです。
仏教美術を学びたくて上智大学比較文化学部へ進学。学費は全部自分で賄った努力家でもあります。授業はすべて英語という学部で、弥勒菩薩半跏(はんか)思惟像を「ヒー・シンクス・ハウ・トゥ・セイブ・アス(彼はどうやって救おうかと考えている)」と説明されました。
「日本語で仏像を語ろうとすると言葉が難しい。こんな優しい意味がこめられていたんだと感動しました」
卒業後いくつかの仕事に就いたのですが、30歳までに人生の指針を見つけたかったといいます。「仏像なら人生を捧げられる」。2007年5月、仏像ガールが誕生。27歳でした。
「父が亡くなったことには感謝しています。仏像に出会えたから」。夢は「仏像好きのちびっ子を増やすこと」。子どもが仏像好きなんてヘンだと思われない、気軽に会いに行ける環境のために仏像ガールさんの果たす役割は大きいでしょう。
開講日 10月4日(日)13:00〜14:30
受講料 2,835円(会員2,625円)
※入会金は不要です
お問い合わせ・お申し込みは
フリーダイヤル 0120−53−8164
(受付時間10:00〜17:00)











